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  空条承太郎がエジプトでの決戦でDIOを撃破してから10年以上の月日が流れた、1999年。日本のM県S市にある杜王町(もりおうちょう)で、そこに住む高校生広瀬康一の視点と語りにより、物語は始まる。
海洋冒険家となった承太郎は、杜王町を訪れていた。それは、老いて死を実感するようになった祖父のジョセフ・ジョースターの遺産分配について調査した結果、彼の隠し子(承太郎の年下の叔父)である東方仗助(ひがしかた じょうすけ、ジョジョ)がこの街に住んでいることが判明したためであった。承太郎は康一に東方家の場所を尋ねるが、そこで偶然にも不良学生に絡まれていた仗助を発見する。当初は腰が引けていた仗助が、髪型を侮蔑された怒りでスタンドを発現させて不良学生を撃退する姿に、承太郎は驚く。
承太郎は仗助にジョースター家のことを伝える一方、仗助を探す過程でジョセフが念写した写真により、凶悪犯罪者にしてスタンド使いのアンジェロがこの街に潜んでいることが判明したため、注意をうながす。しかし、東方家へ忍び込んだアンジェロのスタンドにより、仗助の祖父の良平は殺害されてしまう。
アンジェロを追い詰めて撃破した承太郎と仗助は、アンジェロはある男が用いた「弓と矢」によってスタンド能力を得たことや、その男と「弓と矢」はDIOと関わりがあることを知る。そして、街には「弓と矢」によってスタンド使いが増え始めていた。仗助は、一連の事件がDIOの呪縛によって不死となった父を殺せるスタンド使いを探す虹村形兆・億泰の兄弟によるものと知るが、形兆は自分が覚醒させたスタンド使いの音石明によって殺害され、「弓と矢」を奪われてしまった・・・。

2014年04月01日スタート
WIKI-ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない